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インスピレーションに溢れたサイトアイデア帳

Flash CS3 や Flex Builder 2 による Action Script 3.0 を導入したサイトの事例が増えてきています。ActionScript 3.0 は動作速度の向上などさまざまなメリットが得られますが、そういった利点の先には、新しい表現や体験の獲得が待っています。今回紹介するサイトはいずれも、それぞれのサイトの性質を見据えたうえで、新しいインタフェイスとユーザ体験を実現している好例です。ブランドのトーン&マナーや歴史、技術といった、それぞれの企業の持ち味を具現化するための土台として、Flash が非常にうまく機能しているサイトを紹介します。


ANTEPRIMA FW07
http://www.anteprima.com

ANTEPRIMA FW07

ANTEPRIMA の秋冬 2007〜08 のコレクション紹介サイト。ファッションブランドとしての“格式と艶やかさ”がサイト全体のトーン&マナーを支配している。もちろんファッションブランドの Web サイトはすべからくそうしたトーン&マナーを体現しているわけだが、ANTEPRIMA がさらに高みへ達した理由は、明確に ActionScript 3.0 と Flash CS3 のおかげだろう。「2007 秋冬コレクション」にアクセスすると表示されるイントロダクションは、ベクターとムービー、フォトといった要素が見事に絡み合い独特のエモーションを醸し出している。さらに、サイトインタフェイスに採用されている 3D パネルレイアウトは、インパクトのあるプレゼンテーションとコンテンツの一覧性を両立する非常に現代的な手法だ。

開発した FICC inc. は、Creative Suite 3 発売以後、初の導入となった ActionScript 3.0 について「構造と処理スピードの向上により、満足のいく動作速度を得ることができました。また音声から波形を取り出すなど、ActionScript 3.0 ならではの機能を用いて、オリジナルのグラフィックイコライザーなど新しい表現にチャレンジすることができました」と語っている。

デベロッパー名: FICC inc.


Volkswagen of America
http://www.vw.com/

Volkswagen of America

iPod 対応のカーオーディオ、Google Earth 対応のカーナビゲーションなど、IT テクノロジーとの接点も多いフォルクスワーゲン。新しいオフィシャルサイトでも意欲的な技術導入が見られる。アクセスするとまず目を引くのがフローティングパレット状態のナビゲーション。ここにはサイトナビゲーションのための基本的なメニューが用意されているが、それ以上に目を引くのが大きなサーチボックスと青白く輝くサーチボタンだ。そう、フォルクスワーゲンの新サイトは全面 Flash で設計された“検索指向”の Web サイトなのである。

その指向性は、たとえば TOP SEARCH ボタンをクリックすると表示されるタグクラウドや、検索履歴の記録といった機能性にも見て取れる。コンテンツ量が膨大になるに従い、検索の重要性は増してくる。Flash サイトにおける検索の機能性を考える上で、フォルクスワーゲンの新サイトはとても良い参考となるだろう。

デベロッパー名: Crispin Porter + Bogusky, Domani Studios & Oshyn Inc.


web OCR
http://www.web-ocr.net/

web OCR

有限会社協同ネットワークスが Web を通じて提供する ASP 型 OCR サービス「web OCR」は、昨今注目されている Saas(Software As a Service)を意識した、Web ブラウザ経由で OCR 処理するアプリケーションサービスサイト。Web アプリケーションというと開発規模や提供するサービス内容から、単機能に特化したものが多いが、web OCR では通常の PC 向け OCR ソフトと遜色ない操作性を Web 上で提供するために、設計には Flex Builder を採用し、各種プロパティー設定や操作性に優れたユーザインタフェイスを実現している。

将来的に AIR によるデスクトップアプリケーションにしても問題を感じないくらい、整合性がついたインタフェイスと言えるだろう。

デベロッパー名: 有限会社協同ネットワークス